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2011年6月26日 (日)

コラール前奏曲ふたたび

4月30日はトッパンホールにてリサイタル。
「マーティン・ヘルムヘン ハンマークラヴィーアを弾く」

2008年に、彼は三春と同じように東京でもリサイタルを開いていました。
それがこのトッパンホールです。
私は初めて来ました。

もう、これを聴いてしまうとお終いだと思って、始まる前から寂しい気持ちになっていました。
そんな気持ちもお構いなく、時間は過ぎていき・・・・3年ぶりのリサイタルは始まりました。

J.S.バッハ:パルティータ第1番 変ロ長調 BWV825
シェーンベルク:6つのピアノの小品 Op.19
メンデルスゾーン:無言歌集 第6巻 Op.67
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第29番 変ロ長調 Op.106 《ハンマークラヴィーア》

前半バッハからメンデルスゾーンまで、なんだかあっという間に終わりました。
さらっと弾いてしまった印象です。

そして「ハンマークラヴィーア」
ほとんど座るやいなやガツンと鳴りだしたピアノ。

は、早くない?と突っ込むまもなくどんどん引き込まれて、最後にはもう彼のピアノの音が体中に満ちて、耳の穴から音がこぼれ落ちそうだった。

前の3曲はほとんどウォーミングアップだったんじゃないかと思えるほど、「ハンマークラヴィーア」は別物でした。

もう少し余韻に浸りたいと思っていたけれど、すぐアンコールが始まりました。

聞こえてきた曲はまさかのコラール前奏曲『主イエス・キリストよ、われ汝に呼ばわる』BWV.639

前回のリサイタルで初めて聴いて、(楽譜まで買ってしまって)もう一度聴きたいと願っていた曲です。

震災があった、でも演奏会はあった。
ちゃんと東京に出てくることが出来た。
しかも公演を全部聴くことが出来た。
そして、聴きたいと思っていた曲まで聴くことが出来た。

そこまで思い通りになることがあるとは信じられませんでした。
感動で涙が出てきてしまいました。

終演後、疲れも見せず多くのファンにサインをするMartin。
なんだかサインをさせるのも可哀想な気がしてサインはCD1枚だけにして貰いました。

肖像権だのなんだのって面倒くさいことは言わず、写真撮影もOK。

真摯な演奏と親しみやすい微笑み。
だから聴きに行くことをやめられない・・・・。

ほんとうに、こんな時期に来てくれてありがとう。
忘れられない演奏会でした。


そして、夢のような3日間を胸に、厳しい毎日へと戻って来たのでした。

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コメント

良かったね、思い通りの3日間なのね。
それだけ感動も深くて羨ましいわhappy01
人間いくつになってもそうありたいけれど。
苔が生えてくるとそういうのになかなかなれなくて、、、sad

投稿: Abi | 2011年6月26日 (日) 07時12分

Abiちゃん

うん、放っておくと苔むしてます。
たまに苔落とししないと。
DIVOも来てくれたし、Abiちゃんも少し苔おとせたでしょ~?up

投稿: ぴろ | 2011年6月27日 (月) 10時08分

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