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2008年9月 8日 (月)

ジョン・エヴァレット・ミレイ展

Millais 何故か人の多いところは苦手なはずなのに、どうも人一倍人の多い渋谷に行く回数がめっきり多いのはどういう巡り合わせなんだろうか。^^;

20年ぶりに東京へ出てきたときも渋谷駅で真っ青のなったっけ・・・。

それなのに、またもやBunkamuraに行くことになった。

今回フェルメールを見に東京へ行ったのだけれど、運良くMillais展も始まっていたのだ。

6月に薔薇空間を見に行ったときに、すでに案内が出ていて、これは是非見に来たい、と思っていたのだ。

ミレイの名前は記憶になかったのだが、このオフィーリアの絵は「ラファエル前派」の名前とともに、実に40年私の記憶の中にず~っとあった。

小学生の頃の愛読書(?)百科事典の別冊の「世界の美術」飽かず何度も眺めた本の中で初めてであった。

少女趣味といわれればそうなのだが、12~13歳ごろ「海潮音」とともに、ダンテ・ガブリエルとクリスティナのロセッテイ兄妹の名前は私の中にすり込まれてしまったのだろう。だから「ラファエル前派」と言えば自分はロセッティが好きなのだと思っていた。

でも、40年も経って一目で「オフィーリア」と解った自分にも驚いたし、まさか日本で本物を見ることが出来るとは思ってもいなかった。ミレイの絵はこの「オフィーリア」しか知らないので、今回の回顧展は非常に興味深かった。

Bunkamuraでは絵を舐めるように眺めることが出来るので本物がかなり大きいことも、画面の植物が精密に描かれていることもオドロキだった。そして私はその絵の額をまじまじと眺めてしまった。

大柄で派手な額ではなく、控えめにヒナギク(?何か可憐な花であった)をあしらい、精密な連続模様の描かれた美しい額だった。絵はがきや図録は絵そのものしか載っていないのでこれは実際に見た人しか解らない。その絵を現実から切り取ってみせる額縁が、「オフィーリア」にこんなにぴったりな工芸品だったとは。

ところで、「ラファエル前派」以後のミレイ氏は肖像画をたくさん描いていて圧倒される。人物においても風景においても、その技量は素人目に見てもスイスの画家、アンカー氏(同じくBunkamuraで回顧展がおこなわれたので)よりはるかに上をいっているように見えて、思わず唸ってしまった。^^;

フェルメール展と違うところは私が見たことのない絵が多かったので1点1点じっくり友達と変なところに突っ込みをいれながら見られたことが非常に楽しかった。

次はいつ何がBunkamuraに来るのか楽しみではある。あ、その前に同時代のウイリアム・モリスが東京都美術館に来るんでした。これもすでに前振れが出ていました。そういうこともちょっと知っていると楽しいですね。

因みにダンテ・ガブリエル・ロセッティとその妻エリザベス・シダル(この「オフィーリア」のモデル)とウィリアム・モリスとその妻ジェーン・バーデンにはなにやら因縁があるようです。まあ、退廃的というか、十九世紀末的、というか・・・・ロセッティのばっけあろ~、って感じですけどね・・・・。芸術家ってなんか不健康。

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コメント

この絵見た事ある!そんな展覧会に行った覚えも無いのに????何の事はない大塚美術館だ!
レプリカだらけ(と言うかそれしか無い)の美術館で見たのだわ。何だかじーっと見てしまう絵でした。
芸術家って、、、?プライバシー覗いてみたい気が、、、。大阪のおばちゃんやわ。

投稿: Abi | 2008年9月 9日 (火) 08時15分

私も「オフィーリア」だけでもいいから見たいですhappy01
額も素敵だったんですね~。ふむふむconfident

今日は上野の東京文化会館に二胡を聴きに行くんですが
残念ながらフェルメールは後日になりそうですcat

投稿: まいける | 2008年9月 9日 (火) 15時11分

ラファエル前派だ~い好き!!!
素敵でしたね~heart04
いつかテイト・ブリテン一緒に行こうairplane
この辺の絵が好きな人は少女マンガの趣味も似ているかもeye

投稿: March | 2008年9月 9日 (火) 17時08分

私は詳しい知識はまったくないのですが、薔薇空間を観に行った時に見たポスターをみて、ぜひ観に行きたいと思っていたのでしたhappy01
でも多分観に行かれないだろうなぁと思っていたので、今回はとっても嬉しかったわ~heart01
1枚のカンバスに、木綿とウールと犬の毛と金属と木と赤ちゃんの髪の毛の質感が、みごとに描き出されていて、感動いたしましたshineshineshine
ちなみに私は、少女マンガは萩尾望都さんとか、大島弓子さんとかが好きですが・・。

また渋谷で会いましょうね~happy02

投稿: きよみ | 2008年9月 9日 (火) 23時07分

Abiさん

大塚美術館って、検索しちゃったよ~。なんだか面白そうな美術館だわ~。そちらからだとすぐなのかな?^^v
絵はともかく、美術館自体を見にいってみたいかも・・・。

投稿: ぴろ | 2008年9月 9日 (火) 23時31分

まいけるさん

フェルメールは12月までやっているから大丈夫よ、逃げないから。^^b
「オフィーリア」は10月26日までだから、是非見てくださいね。
二胡かあ~、どんな曲でしたか?あとで教えてくださいね。

投稿: ぴろ | 2008年9月 9日 (火) 23時45分

Marchさん

テート・ブリテンに行ってみたいわ~。うふふ。行ったらごっそり海外に出て行ってたりしないように調べて行かなくちゃね。
マンガの趣味・・・^^;
そういえば私たちスクリーントーンを持ってた人たちだった・・・bleah

投稿: ぴろ | 2008年9月 9日 (火) 23時57分

きよみちゃん

あはは!萩尾さんに大島さん、読んだ、読んだ。(* ̄ー ̄*)
今度会ったら、やっぱり記念にお絵かきしよう!!pen
次の渋谷はなんだろうな、楽しみ~。lovely

投稿: ぴろ | 2008年9月10日 (水) 00時01分

これ、東京の前は北九州やったんですよ。
お盆の最終日、福岡で自由時間があったので無理矢理行ったんですlovely
テレビや画集で初めて観た時は単純に「綺麗や〜〜heart04」って思ってたんですけど、
ハムレットの本も読んだし実際にお芝居も観た今となってはオフィーリアの狂気が滲み出ている気がして少し怖い絵だなぁと思いました。
芸術家のプライベートはドラマチックなの多いですよね。
横恋慕なんて当たり前だし...
あと金遣いが尋常じゃなかったりとか。
今の芸能ゴシップなんぞよりよっぽど面白いですけどwink

投稿: みゆき | 2008年9月10日 (水) 00時20分

みゆきちゃん

わお、そうやったね!すごい、九州で見ていたんだ~happy01やっぱりお仲間だね~、私ら。scissors
私はこの絵で「オフィーリア」と「ハムレット」の名前を覚えたんだよ。だから成長して「ハムレット」を読んでも、オフィーリアはこのイメージでした。
その後、映画のハムレット(ケネス・ブラナー監督)でオフィーリアを演じたケイト・ウィンスレットがイメージにすごく近くて見てて嬉しかったなあ。lovely
絶対飾りたい絵じゃないですけど、存在するべき絵ですよね~。
そうそう、このミレイさんは子だくさんで、割と長生きされた方でしたね。人生はいろいろだ!smile

投稿: ぴろ | 2008年9月10日 (水) 08時48分

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