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2007年11月 2日 (金)

読書の秋、「キリスト教と音楽」覚書

Nov111月1日は万聖節。(諸聖人の祭日)2日は諸死者の祝日だそうです。その前の夜がハロウィーンと言うことで、ハロウィーンばかりが目立っているようですが、キリスト教の暦ではお盆みたいなものですと。

キリスト教徒でないので、OO節とか、OO祭、と言ってもピンと来ませんが、西洋の音楽や本を読んでいるとちょこちょこでてくるので、いつも気になっていました。

そんな疑問を解決してくれる本がありました。

Hi360486 タイトルは小難しい感じですが、文章はわかりやすいです。

よく聞くアカペラ、もとは礼拝堂(カッペラ)にて、という意味で、礼拝堂とはシスティーナ礼拝堂をさすのだそうです。システィーナ礼拝堂には楽器を持ち込まないことが伝統になっているそうです。

Ursを知って聞くようになった受難曲、ヨハネ受難曲は聖金曜日に演奏されるとあちこちで読みましたが、実はわかっていませんでした。

聖週間にミサで福音書を朗読する習慣がありました。枝の主日のマタイによる福音書、聖水曜日にはルカによる福音書、聖木曜日にはマルコによる福音書、聖金曜日にはヨハネによる福音書。

そのうち、福音書に書かれた受難の場面を劇的に行う事から発展して受難曲が作曲されました。バッハの現存しない作品の中に「マルコ受難曲」「ルカ受難曲」が入っているわけがこれでわかりました。な~るほど。

しかも、毎回新しい曲を捧げなくてはならないので、楽譜が何稿もあるわけね・・・。

さて、何だかよくわからない「オラトリオ」は?

受難曲が聖書の言葉であるのに対して、オラトリオは新しい言葉(台本)で書かれたものだそうで、しかも、「オラトリオ」って、集会場の名前だったって・・・。

どちらも劇的な表現ではあるけれど、受難曲は主に教会で、オラトリオは教会以外のところで演奏されていたようですが、現在は演奏会用に作曲される物もあるようですね。

DIVOのクリスマスコレクションでもおなじみAve Mariaはプロテスタントの教会では歌われないって、知っていましたか?プロテスタントでは聖母崇拝がないからです。プロテスタントだったバッハが、Ave Mariaを作曲するわけがないのに、“バッハ=グノーの”と必ず表記されるあたり、バッハ先生、どのようにお考えでしょうか・・・・

とまあ、最近はネットで調べれば何でもわかる時代ですが、ページを繰る楽しみ、自分で咀嚼する楽しみはやっぱり本じゃないと。(^^)b

覚え書き追加します。

アンセム

去年ワールドカップがあって、DIVOの公式テーマソングの他に「アンセム」って言うのがありましたね。そのときも、アンセムって何じゃらほい?と思ったんですよね。公式テーマソングと何処が違うの?って。アンセムとは本来は英国国教会の聖歌隊が歌う(大抵は英語の)聖歌のことをいうのだそうで、無伴奏か簡単なオルガン伴奏を伴う合唱と、器楽の前奏や伴奏がはいったり、合唱ばかりでなく独唱や重唱を含むものがあるそうなのです。

まあ、ルーツはわかりましたが、(検索するとアンセムは“聖歌”と訳されてる場合が多いですが)どうしてスポーツ大会にアンセムが必要なのでしょうか。また一つ疑問が出てきてしまいました。誰か教えて~。^^;“聖歌”と言うよりも“賛歌”じゃないのかなあ・・・・・

ミサの式次第

あわれみの賛歌(キリエ)

栄光の賛歌(グローリア)

信仰宣言(クレド)

感謝の賛歌(サンクトゥス)

平和の賛歌(アニュス・デイ)

主の祈り(おお、これはThe Lord's Prayerでは?DIVOの歌唱はまったくお終いにふさわしいアレンジで、目にThe Endって見えるようだもんね・・・^^;)

サンクトゥスとアニュス・デイはよく単独で歌われませんか?何だかわからずに聞いていましたわ。^^;

Ave MariaのAveは日本語に訳すのが難しいラテン語なのだそうです。祝福を含んだ呼びかけの言葉だそうです。そんな言葉、日本にあるかいな・・・・。関西弁にそんなニュアンスの言葉ありませんか?(なんかありそう・・・)

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コメント

へ~~。そうなんだ・・。アベマリアって・・。
勉強になるわ・・φ(..)メモメモ

オラトリオとか受難曲って・・そういう違いがあるのか・・
これも勉強になります・・ φ(..)メモメモ

でも、宗教も音楽も心に響くもののせいか、きっても切れない関係なのね・・。
そして、考えてみれば身近な仏教や神道の音楽より、キリスト教をルーツにする音楽が私たちの周りにはあふれてるんだね・・。

ぴろ先生、ありがと^^

投稿: あまぐり | 2007年11月 2日 (金) 12時53分

ぴろ先生、ありがと!!その2

殆ど知らなかったよ。
ハズカシー。
宗教がわからないと、まるであさってのことばかり。
音楽の先生やってる友達達も、おそらく全然知らないと思うわ。

勉強になります。

投稿: ゆ~こ | 2007年11月 2日 (金) 13時39分

ぴろ先生、ありがとう!!その3

へぇ~~・全然知らなかった~~!
何も知らなくても素晴らしいものは素晴らしいんだけど、
いろいろ知るとまたさらにまた面白いです^^

投稿: March | 2007年11月 2日 (金) 16時05分

ここで仕入れた知識をどこでひけらかそう!
もう、頭の中はそっちに向かってます、いっぱい
知らないこと教えて貰えて、ほとんど学校だわ。
宗教音楽は最高のヒーリング効果をもたらすのね。
Ursの声に置き換えてあらぬ妄想を働かすのは罪ですぞ!

投稿: Abi | 2007年11月 2日 (金) 17時58分

あまぐりさん

「キリスト教は歌う宗教である」ってとあるカトリックの神父さんが仰ってたそうですよ。
日本人からみるとまさしくその通りだと思いますが・・・。お経も祝詞もただ聞いているだけだものね。(^^ゞ
こうしてすっかり西洋化した生活して、西洋の物理解してるつもりだったけど、ホントは何にもわかってないのよねえ・・・。Ursから見たら紛れもなく東洋人なんだわ・・・orz


ゆ~こさん

だってさ、何にもわからないんだもの・・・・。
わかりやすく書いてある本があってよかったわ。ちゃんとこういう事解説してくれる人がいて。
これもさ・・・すべてUrsが宗教曲を歌ってたから・・・。ああ、アタシってホントにビョーキ・・・・σ(^◇^;)


Marchさん


うん、全く知らなくても感激しちゃうときあるよね。そうすると、もっと知りたくなっちゃうんだなあ!!追求していくと楽しいよねえ!


Abiさん

えへへ!^^;ひけらかすところがないから、ここでひけらかしてるんだよ~ん!な~んて。
いえ、書いておかないと、忘れちゃうから、書いておこうと思って。

>>>宗教音楽は最高のヒーリング効果をもたらすのね。

以前リュートを聞きに行った教会で、地響き立てていびきかいてるひとがいましたよん。
(^凹^)ガハハ
教会で妄想って・・Ursの顔した天使様でせうか・・・(*^_^*)

投稿: ぴろちゃん | 2007年11月 2日 (金) 21時00分

ぴろ先生、ありがと!!その4

わたしったらキリスト教の学校に通ってたのに、何も知らない・・・(^_^;)
そんなことを聞いたことはあるけど、説明できないもの。
そういえば11月1日は毎年死者ミサをやってたっけ。
娘も昨日やってきたし・・・。きっと彼女もなにもわかってないぞ。
毎日聖書を読み、聖歌を歌っていたのにねぇ。

ウルスのオラトリオ、聴きたいね~。
将来、ビョーキ仲間でツアー組んでさ(^◇^)けけっ

投稿: きよみ | 2007年11月 2日 (金) 22時02分

きよみさん

わあ、良いタイミング。あのね~死者ミサの冒頭で歌われる入祭唱の歌い出しが「Requiem aeterunum」(永遠の安息を)と始まるために、この日のために書かれたミサ曲を「レクイエム」と呼ぶようになったんだって。そしてそれが葬儀に使われるようになっていったのね。
本当は教会暦についてもメモしておきたいんだけど、これがわかりにくくて・・・。12月25日の4つ前の日曜日から始まります、なんて言われても・・。毎年違うんだね。ーー;あ、だから、アドベントカレンダーがあるのかしら。ええと、今年はじゃあ・・12月1日の日没から待降節がはじまるわけね?あってるかしら?DIVOカレンダーに書いておこうかしら・・・(^▽^ケケケ

>>>>ウルスのオラトリオ、聴きたいね~。
将来、ビョーキ仲間でツアー組んでさ(^◇^)けけっ

いくいく。それよりもUrsに福島の音楽堂に来て欲しいな。パイプオルガンもあるからさあ!あと10年くらいしたら、いいと思うよ~!hehehe!

投稿: ぴろちゃん | 2007年11月 2日 (金) 22時43分

うほほ。教会歴はこちらでチェックできますよ↓
http://www.thomaskirche.org/neu/veranstaltung/kalender.php
(ここはルター派プロテスタント教会。ごーくたまに、カトリックと教会歴がずれることもある(あった)ようです....)

ビョーキ仲間でツアーくむときは、ここもコースに入れてください^^;

投稿: あけみ | 2007年11月 2日 (金) 23時13分

あけみさん

うう、ライプチヒの聖トーマス教会ですね。ドイツ語や・・^^;
Weihnacht探せばいいですかいの。
・・・・・「おとうさん」買いに行きますか?
生きてるうちに行こうね。子どもの成長待ってたらワシ、ばあちゃんになってしまうけんね。

投稿: ぴろちゃん | 2007年11月 2日 (金) 23時31分

12月2日 1.Sonntag im Adventって書いてあるわ。そんでバッハのクリスマスオラトリオ演奏会が続いてますな・・・。毎日曜ごとに2,3,4,って数えていくんだろうか・・・。それにしても音楽に満ちあふれた教会なのねえ・・・。

投稿: ぴろちゃん | 2007年11月 2日 (金) 23時51分

>祝福を含んだ呼びかけの言葉
関西弁...必死に考えたけど思い浮かびませんがなf(^^;
普段使いの言葉はなかなか冷静に考えられないので、客観的な方が良いのかも。

私も音楽の事はさっぱり...なのでとっても参考になります!
ありがとうございます!
美術は興味津々なんですけどね...イコンとか大好きなので...

投稿: みゆき | 2007年11月 3日 (土) 00時50分

今週の娘のクラス通信は、まさに良いタイミングの内容でしたよ~。
11月は「死者の月」と呼ばれているそうですね。
教会の暦では待降節から1年が始まるから、1年の終わりの月、最後の月と、人生の最後、すなわち「死」を重ね合わせているのでしょうと書いてありました。
亡くなった方を思う月ですから、まさにお盆ですね~(#^.^#)
ミサで歌わされていた歌には、そんないきさつがあったのですね。
勉強になりましたm(_ _)m

投稿: きよみ | 2007年11月 3日 (土) 01時53分

みゆきさん

関西の、「もうかりまっか?」みたいなの、ありそうだな、と思って。こちらの言葉でも、最近はすっかり標準語化してきたから思いつきません。(^^ゞ
Aveのほかにも、「キリエ・エレイソン」(主よ、あわれみたまえ)という言葉はギリシア語なんですが、ラテン語でそのニュアンスの言葉がないから、そのままギリシア語なんだそうです。でも日本語にはそのニュアンスの言葉がある、という神父さんもいるそうです。(定説ではない)それは「神様、どうぞよろしく」^^b
確かに、「よろしく」って便利な言葉でよく使うけど、英語にするとき悩むもんねえ・・・・。^^;

きよみさん


わ、ありがとう。定期的に学級通信教えて欲しいなあ!そういう蘊蓄大好きよ。
来月は新年っていうことだよね?メリークリスマス、アンドハッピーニューイヤーってわけだわなあ!1年て早いねえ!

ミサで歌わされてた・・そうか、歌わされてたのか。^^;

投稿: ぴろちゃん | 2007年11月 3日 (土) 09時05分

教会で聴く宗教曲だのパイプオルガンだのが大好きな割には私も良くわかってなかったのでお勉強になりもうした・・ぴろちゃんありがとう~。
そういえば私の行ってた幼稚園ってエンゼル幼稚園っていうの。
お祈りの時間があって子供心に敬虔な厳かな空気・・みたいなのが好きだった。
そこに阿部まりあちゃんっていう子が本当にいたんだよ(ネタではなく・笑)また話脱線してごめんにょ~。

投稿: りお | 2007年11月 3日 (土) 10時55分

りおさん

聞く分には余計な蘊蓄はいらないかもね・・・。^^;
オルガンの事についてもいろいろ書いてあっただすよ。日本ではパイプオルガンと言いますが、オルガンはもともとパイプオルガンのことをいうのであって、昔学校にあったオルガンはリード・オルガンというらしいです。ああ、懐かしい・・・
あべまりあちゃん、いるよね。それは良いんだけど、子どもに本当に飛遊馬とつけた星さんを知っています。(;^_^A アセアセ…それもどうかな・・・。

投稿: ぴろちゃん | 2007年11月 3日 (土) 18時23分

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